ChromebookでLinuxを動かす
ChromebookでLinuxを動かしてみましょう。
Linux…とてもロマンがあると思いませんか？
ハードルが高そう？難しそう？Chromebookを壊してしまうのでは？
躊躇している方… 私もそうでした。
でも、設定はとても簡単です。
インストールする前に、持っているChromebookが対応しているかを確認しましょう。
確認できるサイトは、＞＞＞こちら
Linuxをインストール
ChromebookにLinuxをインストールを始めましょう。
本当に簡単ですよ。
- 画面右下の時刻がある辺りをクリックします。
- メニューが現れます。そのメニューの上にある⚙（設定）をクリックします。
- 設定メニューが現れます。下の方に、デベロッパー Linux 開発環境（ベータ版）をONにします。
- Linux開発環境がインストールされます。躊躇せず、そのまま進みましょう。途中、Linux開発環境のディスクサイズの容量を聞かれますが、そのまま進みましょう。後から、容量の設定変更は可能です。
インストールが終了すると、アプリケーションが追加されています。
画面左下のランチャーをクリックします。
Chromebookにインストールされているアプリ一覧がでます。
おそらく、次ページの下の方にLinuxアプリがあると思います。
その中にターミナルがあることを確認してください。
あれば、インストールが無事に終了しています。
最後にLinuxをアップデートしましょう。
Linuxアプリの中にあるターミナルを起動します。
Windowsのコマンドプロンプトのような画面が出ます。
下記をコピーして、ターミナル画面に貼り付け、enterを押してください。
ターミナル上では、ショートカットが少し違います。
貼り付けは、ctrl + shift + v となります。
sudo apt-get update && sudo apt-get dist-upgrade
エラー表示が無ければ、無事アップデート終了です。
お疲れさまでした。
Linux開発環境のインストールは無事終了になります。
簡単でしたよね。
続いて、やらなければならない作業は、日本語入力機能をインストールする必要があります。
先ほどのLinuxインストールと比べ、複雑なので詳しく説明していきます。
おまじないと地域設定
Linuxアプリのターミナルを起動します。
まず、おまじない的な感じで、
sudo apt update
を記載し、エンターを押してアップデートします。
次は、念の為、地域設定をします。
下記をターミナルで実行します。
sudo dpkg-reconfigure tzdata
実行すると下記の画面が出てきます。
”Asia” でenter を押して、”Tokyo” でenter を押しましょう。
これで地域設定は終了です。
日本語入力機能インストール
次は、日本語フォントのインストール( NOTO SANS )をしていきます。
下記をターミナルで実行します。
sudo apt install task-japanese locales-all fonts-noto-cjk -y
そして、locale を設定していきます。
下記２項目を順次ターミナルで実行します。
sudo apt install task-japanese locales-all fonts-noto-cjk -y
source /etc/default/locale
次は、Google日本語入力のMozcをインストールします。
下記をターミナルで実行してください。
sudo apt install fcitx-mozc -y
ここまでは、簡単ですよね。
次は、少し複雑になります。
環境変数を設定
ファイルを作成して、環境変数を設定します。
下記を実行して、ファイルを作成します。
sudo -e /etc/environment.d/fcitx.conf
すると、こんな画面が出てきます。
ここに環境変数を記載していきます。
まず、キーボードの ” i ” を押してください。
挿入モードになり、文字入力が可能になります。
下記４項目を記載してください。
ターミナル上での貼り付けは、ctrl + shift + v です。
GTK_IM_MODULE=fcitx
QT_IM_MODULE=fcitx
XMODIFIERS=@im=fcitx
GDK_BACKEND=x11
記載が終わったら、”esc” を押して挿入モードを解除します。
そして、キーボードで “ZZ” と記載するとこのファイルが上書きされ、終了します。
大文字で “ZZ” と記載してくださいね
この環境変数が少し複雑でした。
慣れないコマンドがあるので、落ち着いて進めてください。
もし、再度ファイルを修正したい場合は、下記を実行すれば、ファイルが開きます。
sudo -e /etc/environment.d/fcitx.conf
何度でも修正はできますので、恐れず進めましょう。
あと、この作業を進める際は、chromebookは、入力モードをusにして方が良いです。
日本語入力の自動設定
続いて、Google日本語入力のMozcが自動起動できるようにします。
下記をターミナルで実行してください。
echo "/usr/bin/fcitx-autostart" >> ~/.sommelierrc
実行後、一旦ここでLinuxを再起動します。
タスクバーのターミナルを右クリックして、”Linuxをシャットダウン”をクリックしてください。
そして、ターミナルを再起動します。
下記をターミナルで実行して、fcitxを起動します。
fcitx-configtool
私のchromebookは、最初からMozcが日本語となっていました。
日本語でない場合もあるようです。その際は、日本語にしてください。
その場合は、Mozcをダブルクリックして、既存の入力メゾットのプルダウンメニューから日本語を選択します。
次に、全体の設定タブに移行します。
入力メゾットのオンオフを選択します。
私のchromebookは、USキーボードなので、Ctrl + Space を選択しました。
ここまで、日本語入力機能のインストール作業は終了です。
さて、確認方法ですがターミナルでは確認できません。
なにか、Linuxのソフトをインストールする必要があります。
inkscapeをインストール
せっかくなので、inkscapeをインストールしたいと思います。
このソフトは、Illustratorの代わりに使えるソフトです
ターミナルで下記を実行しましょう。
sudo apt-get install inkscape
inkscapeを実行して、テキストツールを選択して、キャンパス上をクリックします。
そして、Ctrl + Space で入力モードが切り替わるかを確認してください。
画面上に、 “Mozc” と表示がでればOKです。日本語入力ができるはずです。
まとめ
ChromebookでLinuxを動かすことができました。
思ったより、簡単だと思います。
Linuxのソフトは動きが軽快でストレスフリーでおすすめです！
実際、このChromebookは、ブログ制作、動画編集、ゲームに使用していて、使用しているLinuxアプリは、下記です。
- GIMP（画像編集）＞＞＞こちら
- Inkscape（イラスト・ロゴ制作）
- DaVinci Resolve（動画編集…インストール失敗）＞＞＞こちら
- Shotcut（動画編集）
- Visual Studio Code（エディタ）
- FlieZllia（FTP）
近々、インストール方法や使用方法などを投稿していきますね。
あと、SteamがLinux版もあります。
ロマンがありますね！
